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【特集】2年ぶりオープンスクールに受験生の熱気…千葉日大一

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 千葉日本大学第一中学校・高等学校(千葉県船橋市)は7月24日、中学のオープンスクールを開催した。昨年は新型コロナウイルス感染の影響によりオンラインのみだったが、今年は「来校型」と「オンライン型」のハイブリッドで開催した。2年ぶりのリアル開催とあって「来校型」は受け付け開始5分で定員に達する人気ぶりだったという。当日、同校を訪れて、受験生と保護者の熱気を感じてきた。

失われた昨年の機会を取り戻すかのような人気ぶり

オープンスクールについて説明する広報部主任の久保田先生
オープンスクールについて説明する広報部主任の久保田先生

 「2018年に新校舎を開いて以来、グループワークのスペースを備えた四つの理科室や、授業や自習にも活用できる図書室など、新しい学びの形に対応できる環境を整えました。ぜひオープンスクールで本校の施設を (じか) に見て、学校のよさを実感してもらえればと思います」と、広報部主任で数学科の久保田勝先生は話す。

 同校は、授業体験や校内見学を含む中学のオープンスクールを10年前から開催している。新校舎完成後は理科室で実験を行って見せるなど、実際の授業をイメージしやすいよう、内容を工夫してきたという。

 昨年はコロナ禍の影響でオンラインのみの開催であったが、今年は学校を訪れる「来校型」とオンラインで動画を視聴する「オンライン型」を併用し、ハイブリッドなオープンスクールとした。「昨年はどこの中学でも、来校型のオープンスクール開催が困難な状況にありました。現在、小6の受験生は、昨年の分を取り戻すため、この夏できるだけ多くの情報を入手したいはずです。そこで、今年は小5以下を含めず『小6受験生1人と保護者1人のみ』と限定して募集したのですが、ウェブでの予約受け付け開始から5分で満員となりました。『今年は短期決戦だ』という受験生の強い意気込みがうかがえます」と、久保田先生は言う。

受験生と対話しながら過去問を解説

 7月24日のオープンスクールでは「国語」「算数」「社会」「理科」「英語」「体育」「学校生活」と7分野の授業体験が行われた。昨年までは受験生の知的好奇心を刺激するような軟らかい題材を取り上げていたが、今年は同校入試科目である「国語」「算数」「社会」「理科」について、過去問の解説に重点を置いた。より実戦的な内容にして、受験生たちの真剣なニーズに応えようという考えからだ。

 この日の参加者は、約100組200人。コロナ禍に配慮し、一昨年の約200組400人を半数に絞っている。また、一度に200人を収容するランチルームでの昼食体験も今年は省略され、授業体験、校内見学、個別相談を経て正午には終了するスケジュールとなった。

 オープンスクールが同校で始まったのは午前10時。受験生と保護者はそれぞれが参加予定の授業体験の教室に直接入って待機し、村中隆宏校長のあいさつが映像で配信された。

 村中校長は、校名中の「日本大学第一」に触れ、日本大学付属校の中でも初期に開校した学校であることを強調した。「卒業生の約6割が、推薦により日本大学に進学します。日本大学は文理にわたって多彩な学部を備えた総合大学であり、各自が希望する分野で学ぶことが可能です。中大、高大連携も大変盛んで、大学の設備を利用した高度な授業も行われています」

 「算数」の授業体験が行われている教室に入ると、昨年度の入試で出題した問題の数式を教員が黒板に書き出し、「最大公約数はなんだと思いますか?」「こうすると計算しやすくなります」などと、丁寧に解説していた。1教室の参加人数は15組30人ほどで、人気の高い国・算・社・理は2教室で同時に開催された。

理科の授業体験では、塩酸と石灰石を混ぜた場合の化学反応の実験が行われた
理科の授業体験では、塩酸と石灰石を混ぜた場合の化学反応の実験が行われた

 理科教室では、塩酸と他の物質を混ぜた場合の化学反応を見る実験が行われていた。一昨年までは受験生たちが実際に実験を体験していたが、今年は感染に配慮し、教員が実験して参加者に見せるという形を取った。

 「石灰石に塩酸を加えてみます。ブクブクと気体が発生していますね。この気体を何と言うか分かりますか」「二酸化炭素です」「おっ、正解です」と、教室の受験生たちと会話をしながら進めていく。この実験も昨年の入試問題に関連しており、「千葉日の理科では、よく身近なものが題材になります」「グラフの問題もよく出題されます」といった教師の説明を聞きながら、受験生たちは熱心にメモを取っていた。

 英語の教室はややリラックスした雰囲気で、ネイティブと日本人の教師がチームを組んで英語での応答表現を教えていた。同校の英語授業では、実際にこのようなチームティーチングを行っているという。

進路への高い関心がうかがえた個別相談

保護者と受験生の目を引いた、広々とした空間が印象的な図書室
保護者と受験生の目を引いた、広々とした空間が印象的な図書室

 校内見学も、授業体験のグループごとに行われた。一昨年までは在校生が説明役を務めていたが、今年は生徒会役員が入り口で案内役を務めるだけにとどめ、校内は教師がソーシャルディスタンスに配慮しながら案内した。

 校内見学では、6万8000冊の蔵書を誇る広々とした図書室が、特に参加者たちの目を引いたようだった。室内の一角には机とイス、電子黒板が備えられ、自習やアクティブラーニングにも活用できるようになっている。参加者たちは書棚の間をぐるぐると巡り、その広さを楽しんでいるかのようだった。

 最後に、希望者向けの個別相談が行われた。「密」を避けるために2部屋を用意し、相談者との間にアクリル板を立てたブースで、担当の教員たちが参加者を迎えた。「入試の面接ではどのようなことを聞かれるんですか」「日大へ推薦で進むにはどうすればいいですか」など、保護者からさまざまな質問が投げかけられる。

個別相談では、アクリル板越しに担当教員が、受験生と保護者の質問に答えた
個別相談では、アクリル板越しに担当教員が、受験生と保護者の質問に答えた

 相談員を務めていた教務部主任の渡邉輝彦先生は「一番多いのは、大学進学に関する質問です」と言う。「先々の進路について、保護者の方々は中学入学前から大変高い関心を持っています。本校では、日大に進学する生徒が多い一方で、自分の興味や学力に合った、より高いレベルの大学を目指す生徒も一定数いますから」

 なお、「オンライン型」オープンスクールでは国・算・社・理の勉強のコツについての動画を流すと同時に、質問回答コーナーを設け、教員たちがリアルタイムで回答に当たっていた。人数の上限はないが事前予約制で、約500件の申し込みがあったという。

 初めてのハイブリッド型オープンスクールが無事に終了し、久保田先生は (あん)() の表情を見せながらこう語った。「できるだけ多くの方にご参加いただくため、来年もハイブリッドでの開催を予定していますが、来校して実際に学校を見ていただくことも大切にしていきたいと思います。秋には学校説明会も開催します。入学後はどのような環境で学ぶことになるのか、ぜひご自身の目で確かめてみてください」

 (文:足立恵子 写真:中学受験サポート)

 千葉日本大学第一中学校・高等学校について、さらに詳しく知りたい方は こちら

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2307111 0 千葉日本大学第一中学校・高等学校 2021/09/01 05:01:00 2021/09/01 05:01:00 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/08/20210823-OYT8I50036-T.jpg?type=thumbnail

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