明るく元気な1期生、何事も安心してチャレンジ…目黒日大

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 目黒日本大学中学校・高等学校(東京都目黒区)は今春、日本大学の準付属校として新しいスタートを切った。日大への推薦入学権というメリットだけでなく、持ち前の明るい校風が好感され、目的意識の高い生徒たちが入学してきたという。新生目黒日大で、楽しく元気に学ぶ生徒たちの姿を取材した。

ネイティブの教師と朝の「English Day」
ネイティブの教師と朝の「English Day」

 中1生の月曜日は朝のホームルーム「English Day」で始まった。ネイティブの教師との楽しいアクティビティーが始まる。

 「Write many many English words of animals.Ready start!(動物の名前をたくさん、たくさん英語で書いて。いいかな、スタート)」

 ネイティブのモーリス・ベーティ先生が声をかけると、四つに分かれたグループの一人一人が前に出て、一斉に黒板に動物の名前を英語で書き始める。1人が書くと、次の生徒が書き、リレー形式でどんどん書いていく。

 生徒はグループの仲間に「Hurry! Hurry! Go! Go!(急いで、急いで、行け、行け)」と自然に英語で声援を送る。どのグループがたくさん単語を書けるか、競い合い、楽しみながら英語に親しんでいく。

 「English Day」について広報部長の天野正貴教諭は、「中学受験で入学する生徒は、受験科目に英語がないので勉強しておらず、苦手意識のある生徒が多いです。しかし、アクティビティーを取り入れることによって、英語を楽しみ、そのままスムーズに次の1時間目の英会話の授業に入っていけます」と、その効果を説明する。

 朝のホームルームは曜日ごとに読書、新聞学習などとやることが決まっている。ネイティブの教師は、月曜日のアクティビティー以外に、木曜日も朝の連絡事項を英語で伝えている。

 音楽、体育、技術(情報)の授業でも、ネイティブの教師が英語で教えるイマージョン教育があるほか、オンライン英会話など、同校では学校生活のさまざまな場面で英語教育を充実させている。「オンライン英会話、イマージョン授業を活用した英語教育の集大成として、中3では全員がオーストラリアへ短期留学します」と天野教諭は話す。

入学の権利を確保しながら難関大にも挑戦

「失敗を恐れず、チャレンジしようという雰囲気が大切」と話す広報部長の天野教諭
「失敗を恐れず、チャレンジしようという雰囲気が大切」と話す広報部長の天野教諭

 同校は英語教育だけでなく、探究学習にも力を入れている。中3で全員が企業インターンワークに取り組んだり、高校でゼミ形式の研究活動を行い、グループ論文を作成して発表したりする。これらの学習活動を基に、2022年には文部科学省にSGH(スーパーグローバルハイスクール)とSSH(スーパーサイエンスハイスクール)の申請を出す予定だという。

 目黒日大として新たにスタートした今年度から、中学からの入学生は6年間の完全中高一貫クラスになる。これらの学習以外にも中3から高校の内容を学ぶ先取り授業などのカリキュラムが可能になり、国公立大や医歯薬系を含む難関私大への進学指導も視野に入ってきたという。

 学校説明会やオープンスクールを通して日大準付属校、中高完全一貫校としての同校の特長や雰囲気をよく理解し、第1志望で入学してきた生徒は多かったという。天野教諭は、「最大の利点は、日本大学の推薦入学権を確保しながら、国公立大を受験できる国公立併願方式を利用できる点です。今年の入学生はこれらの点を理解して、大学での学びやさらに先の目標をもった目的意識の高い生徒が集まってくれました」と語る。

学習意欲高く、積極的な学校生活を送る1年生

日本大学の準附属校となった目黒日本大学中学校・高等学校
日本大学の準附属校となった目黒日本大学中学校・高等学校

 川口祐輝君も第1志望で入学した一人だ。学校説明会に3回、文化祭や入試体験会にも参加してきたという。「先輩たちが積極的に声をかけてくれて、うれしかった。男子も女子も仲良く明るいところが気に入りました。先生と生徒の距離が近いのもうれしい」と話す。

 川口君は入学後に仲間と結成した野球同好会で、放課後の活動を楽しんでいる。活動が終わると、同校の「学習支援センター」を利用して宿題などを済ませる。

 この学習支援センターは毎日午後7時まで利用できる。自習スペースがあるほか、チューターが常駐していて気軽に質問できる。生徒一人一人の「カルテ」を記録しており、成績や学習状況も把握できるため、自学自習を軸に学習を進め、塾や予備校に行かなくても大学合格を目指せるという。

 川口君の担任の堀敬矢教諭は、「川口君は学習意欲が高く、何事にも積極的です。クラスも明るく盛り上げてくれます」と話す。冒頭の「English Day」でも、楽しそうに英語を話していたのが印象的だった。将来は医学部進学を目指しているといい、中3の短期留学も楽しみにしているそうだ。

 同じく1年生の尾崎百花さんは「日大の獣医学科に進学したいと考えています」と話す。愛犬の死をきっかけに、獣医師になりたいという気持ちを固めたという。「私も学校説明会で明るい雰囲気が気に入りました。また、先生と生徒の距離が近く、授業後に質問に行くと、丁寧に教えてくれるのがうれしいです」

 担任の徳田梨沙教諭は、「彼女は何事も率先して動けるところが素晴らしいです。例えば配布物を配る時も言われる前に率先して手伝ってくれます。それを見た周りの生徒がまねをして、クラスがどんどんいい雰囲気になっていきます」と評価している。

 中学ダンス部のリーダーとして活躍しているだけでなく、学校説明会やオープンスクールでも積極的に手伝いをしている。「この学校が大好き」。そう尾崎さんは話した。

失敗を恐れず、チャレンジできる雰囲気の授業

すずかけ祭で人気を集めたダンス部のステージ
すずかけ祭で人気を集めたダンス部のステージ

 生徒たちが学校生活を楽しんでいる様子が伝ってくる。「その雰囲気は、教師と生徒の関係が密で、教師同士の情報共有も頻繁に行っているからこそ醸成されたものです」と、天野教諭は話す。

 「生徒との面談は頻繁に行います。何も用事がなくても、教師も生徒もお互いに気軽に声をかけて、話し込んだりしています。教師同士も、『今日は〇〇君の表情がいつもと違ったから、何かあったのか、気を付けて見守って』とすぐに情報を共有します。こうしたやりとりが、明るい学校の雰囲気を作っていると思います」

 また、教師たちは普段の授業の中でも、安心してチャレンジできる雰囲気を作るように努力しているという。

 天野教諭は、「生徒が間違えても、間違いがあるからこそ、それをみんなで共有できるのだから、大事なのだと伝えます。失敗を恐れず、チャレンジしよう、アクティブにしていないほうが恥ずかしい、という雰囲気が大切です」と説明する。

 同校は、今年も学校説明会やオープンスクール、入試体験会、文化祭「すずかけ祭」など、生徒が活躍する機会を多数設けている。「生徒たちの元気な姿、明るい雰囲気をぜひ体感してほしい」と天野教諭は話す。

 先生たちの細かな気遣いに見守られて、新生目黒日大の1期生は、はつらつとした日々を送っているようだ。後に続いていく後輩たちのよき目標となるように、目的意識を持って頑張ってほしい。

 (文・写真:小山美香)

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741665 0 目黒日本大学中学校・高等学校 2019/08/20 05:21:00 2019/08/20 05:21:00 https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/08/20190814-OYT8I50074-T.jpg?type=thumbnail

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