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    社会に出ることを意識して活動中の大学生、前向きに働く若手社員らを紹介します。

    感情書き出し自分を見つめた

    ミズノ 大河内春奈さん 25

    • 「水泳チームの合宿など、年間のスケジュールを踏まえた商品の提案をするよう意識しています」と話す大河内さん(大阪市住之江区で)=枡田直也撮影
      「水泳チームの合宿など、年間のスケジュールを踏まえた商品の提案をするよう意識しています」と話す大河内さん(大阪市住之江区で)=枡田直也撮影

    ニーズをくんで提案

     競技用の水着などを使うフィットネスクラブやスイミングスクールへの営業を関西各地で担当。既製の水泳用品のほか、スクールのオリジナルウェアやバッグなども売り込む。配色やデザイン変更の要望があれば、社内の関係部署と調整する。「提案した商品を身に着けた人の姿を見ると、やりがいを感じます」

     2017年に入社。最初は先輩について仕事を学び、約半年後から顧客を引き継いだ。取引先のニーズを細やかにくみ取れるよう、商品知識に加え競泳界の現状やトレンドも勉強し信頼関係を深める努力を続ける。

    先輩の助言で決意

     大学時代はスポーツ指導者らを養成する課程で学び、バスケットボールのサークルで主将を務めた。教員志望の同級生が多かったが、高い技術の詰まった製品を売り込むメーカーの営業に魅力を感じ、食品や化粧品など様々な分野の企業に応募した。

     一方で、業界を絞り込まない漠然とした志望に「このままでいいのか」と不安になった。その思いを解消するかのように習慣化したのが「言葉にすること」。自分の中にあるよくわからない感情を書き出すことで、事業内容や仕事についての疑問を整理できた。「何がしたいのかを見つめ直すことにつながりました」と振り返る。

     並行して進めたのがOB・OG訪問だ。話を聞いて、自分がどんなふうに働いていきたいのか、イメージを具体化していった。就職先をミズノに決めたのも、自分にとって身近なスポーツ関連の事業だったのに加え、仕事の楽しさを生き生きと語ってくれた先輩の助言が大きいという。

     世界レベルの競技スポーツや、学生時代に研究していた高齢者の運動習慣についても関心を持ち続ける。「幅広い層にスポーツを楽しんでもらえるような仕事を手がけたいですね」と将来を思い描いている。(二谷小百合)

    ■内定までの軌跡
     2016年1月 複数の企業が集まって業界の説明をするセミナーなどの
             イベントに参加
          3月 食品、化粧品、スポーツの大手メーカーばかり
             25社ほどにエントリー
          4月 自分の将来像、やりたいことがつかめず、
             面接などの選考と並行して、OB・OG訪問を続ける
          6月 5社から内定を得てミズノに入社を決める

    ■ミズノ
     1906年創業。スポーツ用品の製造販売、運動施設の運営などを手がける。本社は大阪市。売上高1283億円(2018年3月期)。正社員数1635人(18年6月)。フェアプレー、フレンドシップ、ファイティング・スピリットを兼ね備えた人材を求める。今春の新卒採用者数は28人。

    2018年07月31日 05時20分 Copyright © The Yomiuri Shimbun