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    社会に出ることを意識して活動中の大学生、前向きに働く若手社員らを紹介します。

    育児サイト編集に意欲

    ベネッセコーポレーション 小川 えみ さん 25

    漫画に人気呼び込む

    • 「赤ちゃん連れが過ごしやすい社会になるための情報発信をしたい」と語る小川さん(東京都千代田区で)=萩本朋子撮影
      「赤ちゃん連れが過ごしやすい社会になるための情報発信をしたい」と語る小川さん(東京都千代田区で)=萩本朋子撮影

     今年で創刊25周年を迎えた出産・育児情報誌「たまごクラブ」「ひよこクラブ」のウェブ版「たまひよオンライン」に掲載する漫画の編集や、外部のニュースサイトへの記事配信などを行っている。

     漫画では、主婦ら8人に「妊娠中の食事」「幼稚園選び」などの体験をエッセー付きで描いてもらっている。「読む人にとって有益か、すごく笑えるか、共感できるかが大切です」と言い、筆者に「もっと役立つ情報を入れてほしい」と提案して閲覧数を3倍に伸ばしたこともあるそうだ。

     2015年に入社し、1年半ほどママたちが書き込むネット掲示板の運営を担当したが、「妊娠、出産、育児などの知識が足りず苦労しました」。少しでも理解しようと、育児関連のエッセーや漫画を読みあさり、「没頭し過ぎて自分が出産する夢を3日続けて見たこともありました」と笑う。その頃の努力が今の漫画編集にも生きている。

     元々、子どもの世話が大好きで、就職活動では子育てに関係する様々な企業を志望した。いちばん憧れていたのは、ベネッセコーポレーションだったが、通っていた女子大には、卒業生の情報が少なかったため、知人のつてをたどり、ベネッセの現役社員を訪ねて話を聞いた。選考で自分の話を熱心に聞いてくれる姿勢にも引かれ、入社を決めた。

    取材同行いとわず

     現在は年2回発行の働くママ向け雑誌の編集も掛け持ちする。ライターの原稿に手を加えるうち、「取材内容を知らないと直せない」と感じ、最近は大事な取材には同行する。「納得できない原稿は出したくありません。そのためには、たとえ効率が悪くても足を動かさないとだめです」

     自分の母も出産・育児雑誌の読者だった。千葉県の実家には「たまごクラブ」創刊号のプレゼントで配られた母子手帳入れが残る。古くなった黄色い手帳入れを見るたび、母に育ててもらったと実感する。「親と子の幸せな時間にかかわれるのは、私にとっても幸せ。もっとたくさんの情報を伝えていきたいですね」(横山航)

    ■内定までの軌跡

    2013年12月 教育業界や知育玩具メーカーを中心に説明会に参加し始める
       14年1月 エントリーシート(応募書類)を提出した37社のうち35社で
             面接に進む
          2月 メーカー1社から最初の内定を得る
          4月 「記念受験のような気持ち」で受けたベネッセコーポレーションから
             内定を得て、就活を終了

    ■ベネッセコーポレーション

     1955年、福武書店として創業。通信教育の「進研ゼミ」など教育・生活事業を幅広く展開。本社は岡山市。売上高1762億円(2018年3月期)。従業員数2183人(18年3月)。バイタリティーがあり、仕事に強い意欲を持つ人材を求める。今春の新卒採用者数は77人。

    2018年11月27日 05時20分 Copyright © The Yomiuri Shimbun