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    社会に出ることを意識して活動中の大学生、前向きに働く若手社員らを紹介します。

    製品のメリット 分かりやすく

    アイリスオーヤマ 伊藤 愛美 まなみ さん 27

    • 「LED照明のメリットをわかりやすく説明する提案型の営業を貫いています」と話す伊藤さん(仙台市内で)=関口寛人撮影
      「LED照明のメリットをわかりやすく説明する提案型の営業を貫いています」と話す伊藤さん(仙台市内で)=関口寛人撮影

    LED1万3000種類

     企業や学校などに発光ダイオード(LED)照明を販売している。自社が扱う法人向けLED照明は1万3000種類を超える。その中から顧客のニーズに合った商品を選び、電気代の削減効果などの試算を示して製品のメリットを分かりやすく説明する。

     2014年の入社時からLED照明の営業を担当。節電効果を実際より低く見積もったり、契約が決まったのに商品を確保できずに納期が遅れたりと最初は失敗続きで、「数字や在庫のチェックには細心の注意を払うようになりました」。2年目の秋から宮城県内の法人を任され、工場や病院に片っ端から営業をかけた。「照明のある場所はすべてチャンスがある」と考えたものの門前払いが続いた。だが「電気代を節約しませんか?」などと相手に寄り添うことで、話を聞いてもらえる機会が増えていった。

     電話営業をきっかけに、数千万円規模の契約を結んだこともあった。営業先は当初、「いつかLED化できれば」という雰囲気だったが、1年以上通い続け、何度も試算書を作り直した。最初の半年は月1回、その後、週1~2回は足を運び、契約成立時の書類の束は、厚さ約10センチにもなっていた。

     盛岡市出身で仙台市の私立大に進学後、飲食店や家電量販店のアルバイトで営業の面白さを知った。接客コンテストで優勝したり、プリンターの販売実績で東北1位になったりし、「自信を持って商品を薦め、販売する仕事をしたい」思いが芽生えた。

    時代に合わせ変化

     就職活動では大学3年の冬、東京で開かれた大規模な合同説明会に参加。視野を広げようとしたが、「東北を離れるイメージが湧かない」と気づき、仙台と出身地の盛岡に就職先を絞ることにした。アイリスオーヤマの説明を初めて聞いた時は、「時代に合わせて変化する姿勢にわくわくしました」。

     今年の上半期の売り上げは、当初の計画を上回り、社内で表彰された。「今後も顧客の潜在的なニーズをくみ取り、喜ばれる提案をしていきたいですね」と成長を誓った。(上田詔子)

    ■内定までの軌跡
    2012年12月 仙台や東京、盛岡で開かれた合同説明会に参加。
             アイリスオーヤマの「求める人材の10項目」がすべて自分に
             あてはまり同社を第1志望に
      13年 1月 メーカーや保険会社など約20社にエントリー
          2月 5社の面接を受ける。単なる会話で終わらないよう、どんな質問でも
             自己PRを盛り込んだ
          3月 アイリスオーヤマの最終面接を受け、その場で内定を得る

    ■アイリスオーヤマ
     1971年設立。生活用品や家電などの製造販売を行う。本社は仙台市。売上高1420億円(2017年12月期)。従業員数3257人(18年1月)。「興味関心力・創造力・関係構築力」がある人材を求める。来春の新卒採用予定者は200人。

    2019年01月01日 05時20分 Copyright © The Yomiuri Shimbun