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    「生協の白石さん」として知られる大学生協職員が、大学生活全般についてアドバイスします。

    エナジードリンクの季節

    • イラスト・池田亮
      イラスト・池田亮

     大学生の皆さんにとっては、夏休みが間近な時期です。社会に出ると、長い休みが取れることはほとんどなく、うらやましい限りです。

     一方で、この大きな休みの行く手を阻むかのごとく待ち受けるのが学期末の試験。まさに緊張と緩和のコラボレーションですね。

     試験期間中は、エナジードリンクがよく売れます。このカテゴリーの飲料は常に一定の利用があるものの、期間中は1日当たりの売り上げが約3倍に増えます。

     ふだんは、透明な飲み物が棚の多くを占める大学生協ですが、この時期ばかりは、目にまばゆい黄金色の液体が店内を席巻するのです。エナジードリンクは缶のパッケージも何やら雄々しい、もしくは、なぜか、おどろおどろしいものが多く、漆黒の世界へ誘われている雰囲気もなくはありません。健康志向とは無縁の、暗黒情緒な魅力があるのかもしれませんね。

     以前、試験を控える中、一晩中遊んでしまったという学生がいました。この学生は、あるエナジードリンクの宣伝文句「翼をさずける」にかけて、「翼をさずかったから大丈夫」と言っていましたが、その翼で遠くへ行ってしまったようです。皆さんは翼をさずかりつつも、日々の積み重ねに研さんしていただければ幸いに存じます。(白石昌則・東洋大生協白山店長)

    2018年07月24日 05時20分 Copyright © The Yomiuri Shimbun