[相談室]Q 集団討論対策 人見知りで苦痛
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グループディスカッションの対策をしたいのに、人見知りのため対策講座に参加するのが苦痛です。どう考えたら前向きに臨めるでしょうか。(神戸大3年女子)


A 失礼なければ大丈夫
対策講座の段階で人見知りが発動してしまうとは、筋金入りの人見知り具合ですね。でも、克服するために参加しようと思われたそのご苦労、お察し申し上げます。誰とも仲良くしなければいけないと力めば、かえって緊張するものです。そんな必要はないと自分に言い聞かせ、失礼のないようにだけ心掛ければ十分ではないかと存じます。
講座については、良い結果をもたらすかどうか分かりません。選考の本番で功を奏するのか、人見知りの発動が止まらないのかは、頑張って参加し続けて初めて分かることです。結果、役に立たなかったとしても、何が自分にとって良くなかったのか実感することで、学ぶことが少なからずあるでしょう。それにより、人見知りを克服する新たな策を講じることもできると思う次第です。
人生全般、どんな場面にも言えるのは「物事はやってみなければ分からない」ということです。就職先選びも同様で、どれだけ準備したとしても想定外のことは起こり、実際に職にマッチするのか、くすぶるのかは入社しないと分かりません。そうした積み重ねを今回の講座を通して体験できるなら、就活だけでなく、社会人生活を送るうえでも貴重な経験になることでしょう。実り多き就活になるよう祈念いたします。
(元・東洋大生協白山店長)