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    就活全般について、人材コンサルタントがアドバイスします。

    面接への一歩 結論を先に

    • イラスト・武居智子
      イラスト・武居智子

     先日、ある総合商社の採用面接の様子を見学させていただく機会がありました。

     面接官の質問は、「働くとはどういうことですか?」「あなたが総合商社でやりたいビジネスは何ですか?」など、仕事の本質に迫るストレートなものばかりでした。

     学生たちは動じずに、自分はどんな人間で、どんな価値観の持ち主かを説明し、会社と社会に何が貢献できるかを明確に答えていました。結論を先に伝え、持論を簡潔かつ丁寧に展開し、質問に立派に立ち向かっていたと思います。

     就職活動を控える3年生の皆さんは、インターンシップ(就業体験)などを通じ、今の時期から社会人とのコミュニケーションに慣れておくといいでしょう。例えば、社会人はぶっきらぼうな言い方をすることもありますが、そういうものだと知っていれば戸惑わなくなります。

     自分が話すときは、最初の10~20秒で何の話なのか分かるよう工夫し、その後、具体的な説明をします。「結論を先に伝える」ということです。また、「すごく」「とても」など、度合いがわかりにくい言葉を使うのは避け、事実や根拠の積み重ねを心がけてください。

     こうした点に注意し、社会人との接点を増やすところから始める。それが本番の面接に立ち向かう第一歩です。

    2018年08月28日 05時20分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
    プロフィル
    常見陽平  (つねみ・ようへい
     千葉商科大専任講師、人材コンサルタント、著述家。リクルートから玩具メーカーに転じ、新卒採用を担当。独立後はコンサルタント活動の一方、キャリア関連の著書を多数執筆。企業の本音などをまじえながら、就活生に総合的なアドバイスを送る。