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    女子学生の就活について、女性キャリアコンサルタントが解説します。

    学年で変わる「選ぶ基準」

    • イラスト・藍原真由
      イラスト・藍原真由

     講師を務める大学で、1~3年生に「どんな会社に入りたい?」と聞いてみました。

     1年の女子からは、「アットホームな会社です」という答えが返ってきました。「みんなが仲良くて、上司が優しくて、和気あいあいとした会社がいいです」と言います。まずは人間関係に着目するのですね。

     一方、2年女子の回答は、「福利厚生が充実した会社」でした。「給与」でなく、それ以外のものを指す「福利厚生」というところが不思議ですが、給与は「言わずもがな」というところでしょうか。人間関係だけでなく、条件面も気になってくるようです。

     そして、3年女子は「福祉の勉強をしているので、その道に進むつもりです」と答えました。この夏にインターンシップ(就業体験)に参加しようと考えると、「アットホーム」や「福利厚生」だけでは、会社を選べないとわかってくるのでしょうね。

     学年で会社選びの傾向が異なり、面白い結果でした。私も、学生の成長を支援して就職に結びつけていく道筋が見えた気がしました。

     皆さんは、どんな会社に入りたいと思っていますか? 友だちと話してみませんか? さまざまな希望や条件を持つ人がいてきっと考えさせられますよ。

    2018年08月21日 05時20分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
    プロフィル
    上田晶美  (うえだ・あけみ
     キャリアコンサルタント。株式会社「ハナマルキャリア総合研究所」代表。1983年早稲田大卒。約10年間、企業で人事、広報などを経験後、94年、出産を機にキャリアコンサルタント活動を開始。就活生を個人指導するかたわら、全国各地の大学で講演を行っている。働きながら3人の子供を育ててきた経験を生かし、企業の女性活躍推進に向けた研修などでも講師を務める。