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    ポルトガル人教授「崎津歴史観光ルート」提案…天草市長に

    • 中村市長(右)にリポートを手渡すクルベロ教授
      中村市長(右)にリポートを手渡すクルベロ教授

     熊本県天草市の南蛮文化アドバイザーに委嘱されたポルトガル・ノバリスボン大のアレシャンドラ・クルベロ教授(48)は、市内のキリシタン関連施設の魅力向上策などをまとめたリポートの概略版を中村五木市長に手渡した。タイトルは「天草における南蛮文化について」で、詳細版は後日提出する。

     クルベロ教授は、大航海時代(15~17世紀)のポルトガルと日本の関係を研究している。6月16日に天草入りし、世界文化遺産登録が決まった「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成資産「天草の崎津さきつ集落」のほか、天草キリシタン館、天草コレジヨ館、天草ロザリオ館のキリシタン関連3施設などを視察。担当職員らとミーティングを重ねながら、課題を探っていた。

     クルベロ教授は6月20日、同市役所を訪問。「崎津集落は、昔を感じられる特別な雰囲気を持った場所。資料館で見た展示品が実際に使われていた風景を想像させる」と述べた。3施設と崎津集落を組み合わせた「歴史観光ルート」の早期構築を提案した。

     中村市長は「崎津集落への観光客数は、世界文化遺産登録の勧告を受けて急増しているが、3施設の入場者数が思うように伸びていない。専門家のさらに詳しいリポートを基に対策を練りたい」と、今後の詳細版に期待を寄せた。

    2018年07月06日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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