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    世界遺産

     

    産業革命遺産・三池港「閘門」を一望、福岡県が見学スポット整備

     福岡県は、世界文化遺産「明治日本の産業革命遺産」の構成資産の一つで、大牟田市の三池港内の水位を保つ「こうもん」(幅約20メートル)を見学することができる「視点場」を整備した=写真=。

     閘門は、干満差が激しい有明海から同港への大型船舶の乗り入れを可能にする目的で1908年に完成した。干潮時に高さ約9メートル、幅約12メートルの扉2枚を閉めて港内の水位を保つことで、石炭の効率的な輸送が可能になった。現在も月に十数日間は開閉している。

     視点場は、閘門の歴史的な価値を知ってもらおうと、約200メートル離れた同市新港町の「三池港あいあい広場」近くに整備した。閘門を見ることができるほか、明治日本の産業革命遺産の解説板を設置。閘門の扉の接合部分に実際に使用されていた水に強い木材「グリーンハート」(長さ約5メートル)も展示している。事業費は約400万円。

     3日に現地で行われた披露式で、小川知事や中尾昌弘市長らが完成を祝った。県文化振興課世界遺産室は「遺産の全体像が分かるスポット。多くの人に訪れてほしい」としている。

    2018年11月07日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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