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    歴史・文化財

    府内城再現アプリ、大分城址公園でAR表示

    • CGで再現された府内城の天守(大分市提供)
      CGで再現された府内城の天守(大分市提供)
    • ウォーキングマップに浮かび上がる府内城の全容(大分市提供)
      ウォーキングマップに浮かび上がる府内城の全容(大分市提供)

     大分市は、大分城址じょうし公園でスマートフォンやタブレット端末をかざすと、約400年前の府内城の様子が表示されるアプリ「府内城AR」を開発し、運用を開始した。

     市によると、府内城は安土桃山時代の1597年(慶長2年)に築城が始まり、1602年(同7年)に完成したが、1743年(寛保3年)に天守が焼失したとされ、現在は宗門櫓しゅうもんやぐらなどが残っている。

     アプリは、実際の風景にコンピューターグラフィックス(CG)画像を重ねる拡張現実(AR)という技術を使って開発。「府内城下町絵図」(1605年)と「豊後国府内城焼失付普請之覚」(1743年)を参考に、天守の位置や色、形を再現した。

     公園内に設定した5か所の観覧スポットでアプリを起動させ、スマホなどをかざすと、天守や櫓、石垣などが表示される。

     また、公園内に備え付けている「府内城ウォーキングマップ」にスマホをかざすと、地図上に城の全体像が立体的に浮かび上がる仕掛けも施している。

     事業費は約300万円。アプリは観覧スポットの看板に記されたQRコードを読み取るか、「App Store(アップストア)」などで無料でダウンロードできる。

     同公園では14日までの夜間、府内城の天守をイルミネーションで再現するイベントを行っている。市まちなみ企画課の梶原善行主任は「観光客や市民に足を運んでもらい、城を拠点に発展した大分市の歴史を感じてほしい」と話している。

    2018年02月01日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
    よみうりSPACEラボ