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    歴史・文化財

    旧安川邸洋館保存へ、北九州市が当初の方針撤回

    • 保存が決まった旧安川邸の洋館
      保存が決まった旧安川邸の洋館

     安川電機の創立発起人を務めた安川敬一郎氏(1849~1934年)の旧邸宅(北九州市戸畑区)の洋館について北九州市は、解体するとした当初の方針を撤回し、保存すると発表した。

     市によると、市が昨年度末までに実施した文化財調査で、内部の構造などに建築史的な価値が高いことが判明。観光振興につながると判断した。外観を観賞してもらうための施設として保存し、内部の活用方法は、今後検討する。

     旧邸宅は、約1万3500平方メートルの敷地に和館や洋館、日本庭園などで構成。同社から建物の無償譲渡を受けた市が、観光施設として再整備する計画を立てている。

     このうち、老朽化を理由に解体する予定だった洋館は、市の有識者懇話会で保存・活用を求める意見が相次いだほか、創業家一族などからも保存を求める要望書が出され、市が対応を検討していた。

     観光施設は、2019年度末にオープン予定。北橋健治市長は19日の記者会見で「歴史的、文化的価値が高く、脚光を浴びると期待している」と述べた。

    2018年04月20日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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