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    歴史・文化財

    国司館跡か、巨大柱穴新たに見つかる…周防国府跡

    • 多くの柱穴が見つかった発掘現場
      多くの柱穴が見つかった発掘現場

     山口県防府市の周防国府跡で、平安時代の建物跡が新たに見つかった。市教育委員会は柱の大きさなどから、役人の「国司」の館跡など、大規模で重要な施設だったとみて調査を進めている。

     周防国府は、周防国(現在の県東部)を治めていた役所。東西約1・7キロ、南北約1・8キロで、これまでに約13%を発掘調査していて、多くの建物跡や土器などが見つかっている。

     今回の調査は、宅地造成に伴い、5、6月に実施。国府の中枢だった政庁の北側にある約300平方メートルの範囲で、建物が存在するとは考えられていなかったが、柱の跡(柱穴)が複数見つかり、約5000点の土器なども発見された。

     国府跡内で見つかっているほかの柱穴の多くは直径60センチ前後だが、今回は75センチ以上が多く、中には105センチの大きなものもあった。

     市教委によると、同規模の柱穴は国司の館跡など、限られた場所で見つかっている。今回の柱穴も、国府の中で重要な建物の跡や、土器などの出土物が多いことから倉庫や工房などの可能性が考えられるという。

    2018年07月04日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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