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    歴史・文化財

    福島で岩国藩士供養祭、「吉川会」会員ら参列…戊辰戦争150年

    • 戊辰戦争の藩士の墓に手を合わせる岩国市民ら(28日、福島県富岡町の龍台寺で)
      戊辰戦争の藩士の墓に手を合わせる岩国市民ら(28日、福島県富岡町の龍台寺で)

     戊辰ぼしん戦争で戦死した岩国藩士7人の供養祭が28日、福島県富岡町の龍台寺で開かれた。

     2011年の東京電力福島第一原発事故前は富岡町の退役軍人が中心になって墓参りを続けていたが、今は原発事故の避難指示で町外に避難している。今回は戊辰戦争から150年の節目に合わせ、旧岩国藩主・吉川きっかわ家を顕彰する山口県岩国市の「岩国吉川会」の会員ら34人が慰霊に訪れた。

     法要の後、6月上旬に修復されたばかりの墓の前で、岩国市民らが焼香して手を合わせた。吉川家32代当主の吉川重幹しげもとさん(63)も参列し、「長年にわたって藩士を供養し、震災や原発事故の再建のさなかに墓を修復していただいたことに敬意を示したい」と語った。

     龍台寺によると、岩国藩士7人は1868年、富岡町で繰り広げられた戦いで討ち死にし、地元で葬られた。18~26歳の若さだったという。墓石は地震で倒壊し、放置されていたが、富岡町民の供養の思いを引き継ごうと同会が企画した。

    2018年07月30日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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