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    歴史・文化財

    三池藩最後の藩主・立花種恭宛て書簡発見、岩倉らとの交友示す…大牟田で一部公開へ

    • 立花種恭宛てに届いた(上から)岩倉具視、三条実美などの書簡
      立花種恭宛てに届いた(上から)岩倉具視、三条実美などの書簡
    • 立花種恭(三池カルタ・歴史資料館提供)
      立花種恭(三池カルタ・歴史資料館提供)

     福岡県大牟田市立三池カルタ・歴史資料館は12日、岩倉具視や三条実美さねとみらが、三池藩最後の藩主、立花種恭たねゆき(1836~1905年)に宛てた書簡など約150点が見つかったと発表した。種恭の幅広い交友関係を示す史料として、10月2日から同館の企画展で公開する。

     種恭は幕末、幕府で若年寄や老中などを務めた。廃藩置県で東京に移った後は、華族学校(学習院大の前身)の初代校長に就任、華族の子の教育に力を尽くした。

     書簡などは約2年前、種恭のひ孫で東京に住む立花勝秀さん(70)の自宅で見つかった。種恭が所有していたとみられるカバンの中に入っていたという。立花家関連の史料を所蔵する同館の梶原伸介館長(42)が調査し、筆跡などから岩倉らの直筆と判明した。

     種恭が華族学校長だった頃に届いた岩倉の書簡には「料理その他は異存なし。席順は別紙の通りお改め下されたし」など、会席の段取りに関する内容が書かれている。岩倉、三条のほか山岡鉄太郎(鉄舟)や大鳥圭介らからの書簡もあった。

     企画展「三池立花家の近代~立花種恭と激動の幕末維新~」は、書簡約20点を含む約60点を展示する。観覧無料。12月9日まで。梶原館長は「近代史に名を残す面々とつながりがあった種恭に思いをはせるきっかけにしてほしい」と話している。

     問い合わせは同館(0944・53・8780)へ。

    2018年09月13日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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