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    歴史・文化財

    広瀬中佐の書状寄贈、大分の神社へ…周南の山崎さん

    • 祖父の代から受け継いできた書状を手にする山崎さん(中央)
      祖父の代から受け継いできた書状を手にする山崎さん(中央)

     司馬遼太郎の小説「坂の上の雲」の登場人物としても知られ、日露戦争で戦死した海軍中佐・広瀬武夫に関する書状を、山口県周南市四熊の山崎優さん(82)が9日、広瀬をまつる大分県竹田市の広瀬神社に寄贈した。

     書状は縦26センチ、横38センチの和紙に、「七生報国 一死心堅 再期成効 含笑上船」と書かれ、末尾に広瀬の名前がある。郷土史に詳しい周南市栗屋の岩本紀之さん(74)によると、作戦成功への決意などを意味しているとみられる。

     山崎さんの祖父が生前に所有。入手の経緯や筆者などの詳細は不明だが、祖父からは「大切にするように」と言付けられていたという。山崎さんが高齢になって保管が難しくなったことから、知人らに相談。広瀬ゆかりの記念館がある同神社への寄贈が決まった。

     この日、同神社を訪れた山崎さんは「広瀬の故郷で大切に保管されることになり、安心した。祖父も喜んでいると思う」と話した。同神社は「大切に保管し、展示も検討していきたい」としている。

    2018年10月10日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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