文字サイズ

    歴史・文化財

    明治期の外交史料12点、維新150年記念し鹿児島の黎明館で展示…ポーツマス条約調印書など

    • 赤い封ろうが結びつけられているポーツマス条約の調印書
      赤い封ろうが結びつけられているポーツマス条約の調印書
    • 伊藤博文と陸奥宗光の署名がある下関条約の調印書
      伊藤博文と陸奥宗光の署名がある下関条約の調印書

     日清戦争後に結ばれた講和条約の調印書など、主に明治時代の外交関係史料12点が鹿児島市の県歴史資料センター黎明館で展示されている。明治維新150年を記念した企画で、これらの史料が一度に展示されるのは珍しい。12月16日まで。

     常設展に「外交史料にみる明治の日本外交」と題したコーナーを設けた。日清講和条約(下関条約)や日露講和条約(ポーツマス条約)、日英同盟協約など明治期の調印書や批准書8点のほか、不平等条約として知られる幕末の「日米修好通商条約」文書などの複製4点を展示。それぞれの歴史や背景などを解説パネルで紹介している。

     英語で書かれたポーツマス条約の調印書には、手紙などを封印するために使われていた赤い「封ろう」も結びつけられている。下関条約の文書には縦のけい線が入っており、首相の伊藤博文と外相の陸奥宗光の直筆署名を見ることができる。

     同館の吉井秀一郎・主任学芸専門員は「学校で習った条約文書の原本が見られる貴重な機会」と来館を呼びかけている。

     フラッシュを使わなければ写真撮影も可。料金は一般310円、高大生190円、小中生120円。12月8日午後1時半から、吉井専門員による学芸講座が開かれる。問い合わせは同館(099・222・5100)へ。

    2018年11月21日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
    よみうりSPACEラボ