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    歴史・文化財

    功山寺で薩長同盟語る…維新150年

    • 薩長同盟について意見を交わす原口教授(右)ら
      薩長同盟について意見を交わす原口教授(右)ら

     明治維新150年を記念したシンポジウムが1日、山口県下関市長府川端1の功山寺本堂で開かれた。維新史の重要な舞台となった同寺の歴史を有識者がひもとき、約140人が聞き入った。

     維新の原動力となった薩長同盟をテーマに5人が登壇。同盟締結2年前の1864年、福岡藩の志士早川勇が、功山寺にかくまわれていた尊王攘夷じょうい派の5公卿の従者や諸隊士らに薩長の和睦を説いたことなどをめぐり、意見を交わした。

     同市立歴史博物館の稲益あゆみ学芸員は「功山寺で薩長和解への大きな一歩が踏み出された」と指摘。NHK大河ドラマ「西郷どん」で時代考証を務めた志学館大(鹿児島市)の原口泉教授は「当時の状況の中で早川が和解の話を始めたのは、大変な勇気がいることだったと思う。大局的な視野で先を見据え、和解が必要と判断したことは素晴らしい」と述べた。

     この日は、原口教授が「薩長同盟の歴史的意義」と題して特別講演も行った。

    2018年12月02日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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