<速報> 18年の中国GDP6・6%増、28年ぶり低水準
    文字サイズ

    歴史・文化財

    井寺古墳古文書、研究者らが解説…熊本で講演会

    • 古文書などについて説明する三沢准教授
      古文書などについて説明する三沢准教授

     熊本地震で被災した熊本県嘉島町の国史跡・井寺いでら古墳(5世紀末~6世紀頃)が幕末に発見された当時の状況を記録した古文書が見つかったのを受け、研究者らでつくる団体「熊本被災史料レスキューネットワーク」は15日、県立美術館(熊本市)で講演会を開いた。

     古文書は熊本市の男性が所有していたが、家屋が地震で被災したため、同ネットワーク事務局長の三沢純・熊本大准教授(日本近代史)に寄贈を申し出て内容が判明。地元の庄屋の有馬家の文書で、副葬品を確認したことなどが記されていた。古墳は明治時代に盗掘されており、不明だった副葬品や被葬者の情報を補完する発見として注目されている。

     講演会には、約100人が詰めかけた。三沢准教授は、文書には古墳発見の様子や出土品などが書かれていることを解説。古文書が地震後の文化財レスキュー事業がきっかけで発見された経緯も紹介し、「古文書はまるで宝箱だ。今後も整理作業が継続できるような環境整備を、行政にも要望したい」と述べた。

    2018年12月16日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
    よみうりSPACEラボ