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    伝統・習俗

     

    屋根倒し豊作祈る、龍郷でアラセツ行事

    • 屋根を揺らして倒そうとする男たち
      屋根を揺らして倒そうとする男たち
    • 岩の上で唄と踊りをささげた「平瀬マンカイ」
      岩の上で唄と踊りをささげた「平瀬マンカイ」

     豊作を祈る国の重要無形民俗文化財「秋名のアラセツ行事」が11日、鹿児島県龍郷町の秋名、幾里の両地区で行われた。

     「ショチョガマ」と「平瀬マンカイ」で、約450年前から続いているとされる。

     ショチョガマに参加した約100人の男衆は夜明け前、水田を見下ろす山の中腹に建てた高さ約3.5メートル、幅約7メートルのわらぶき屋根に上り、「ユラ、メラ」の掛け声とともに激しく揺らして倒した。

     山の南側に倒れると豊作とされるが、今年は北側に倒れた。保存会長の窪田圭喜さん(77)は「数年に1度は北側に倒れることもあるが、来年も豊作になることを信じている」と語った。

     平瀬マンカイは同日夕、秋名海岸で行われた。ノロ(司祭)役の女性5人と世話役の男女7人が岩の上で向かい合うように立ち、唄と踊りで祈りをささげた。

    2018年09月12日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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