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    伝統・習俗

     

    阿蘇神社「斎館」復旧完了…多目的施設、熊本地震で損壊

    • 関係者に公開された阿蘇神社の斎館
      関係者に公開された阿蘇神社の斎館

     熊本地震で被災した阿蘇神社(熊本県阿蘇市)で1日、屋根などが損壊した多目的施設「斎館さいかん」(約280平方メートル)の復旧工事が完了し、関係者に公開された。

     1928年に完成した斎館は、同神社での会議や来客対応などに使用されていたが、熊本地震で玄関の柱が傾き、屋根や壁面が損壊した。

     復旧工事は今年4月に開始。骨組みは元の部材を生かして再建し、瓦ぶきだった屋根を創建当初の銅板ぶきに復元した。土壁は、耐久性の高い合板の壁にし、11月末に完成した。

     地震で倒壊した「楼門」(国指定重要文化財)のように公的補助は受けられず、被災した宗教法人に寄付した個人や団体が優遇税制を受けられる「指定寄付金制度」を活用。総事業費約1億2400万円の約3割にあたる4000万円を集めた。

     公開日に招かれた氏子や地元住民らは、外観のほか、内部も見て回った。池浦秀隆・権禰宜ごんねぎ(47)は「外部の方をお招きする施設は神社にとって重要。みなさんの支援で再生できてうれしく思う」と話していた。

    2018年12月02日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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