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    買い物難民支援の市場、10月から宅配も計画…小郡・味坂小校区農産物の直売所開設

    • オープンした農産物直売所で品物を手にする買い物客
      オープンした農産物直売所で品物を手にする買い物客

     福岡県小郡市南部の味坂小校区の住民らでつくる味坂校区協働のまちづくり協議会(末次良文会長)が、地元のコミュニティセンターに農産物直売所を開設した。校区内の農家らが生産した新鮮な野菜などを販売しており、車を持たない高齢者らに喜ばれている。

     直売所「あじっこ市場」は12日、同市下西鯵坂の味坂校区コミュニティセンター「ポピーの里あじさか館」にオープンした。ニラやゴーヤ、カボチャ、ジャガイモなどの野菜や米、生花などが並び、住民らが次々と買い求めていた。

     車を運転するのが怖くなり、5年ほど前に運転をやめたという主婦の永利トキ子さん(71)は「近くに買い物できる場所ができて助かります」と話した。

     市などによると、味坂小校区の4月1日現在の人口は999世帯2491人。高齢化率は38・06%で、10年前に比べて約6ポイント上昇している。校区内にスーパーやコンビニエンスストアはないが、買い物に欠かせない車の運転免許証を返納した高齢者は多いという。

     同協議会が住民を対象に昨年実施したアンケートで、「近くで買い物をしたい」「将来、車が運転できなくなった時のことが不安」といった声が寄せられたことから、「買い物難民」の支援に取り組むことにした。

     直売所の営業時間は毎週水曜の午前10時~午後0時半。来月からは、注文を受けてスーパーで購入した品物を自宅に届ける宅配を、来年には移動販売をそれぞれ計画している。末次会長は「さらに活動の幅を広げ、地域のコミュニケーションを向上させるきっかけにしていきたい」と話した。

     問い合わせは、ポピーの里あじさか館(0942・73・3858)へ。

    2018年09月14日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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