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    福岡市、ガイドら対象ツアー企画…観光充実へ見所提案

    • 船で説明を聞きながら、博多港の施設などを見学する参加者たち
      船で説明を聞きながら、博多港の施設などを見学する参加者たち
    • 福岡市博物館の「博多観光鳥瞰図」の写しに見入る参加者たち
      福岡市博物館の「博多観光鳥瞰図」の写しに見入る参加者たち

     福岡市は、市内観光の活性化を目指し、各地区のガイドらが交流するツアーを企画した。2020年の東京五輪・パラリンピックに向けて観光客の増加が見込まれる中、国は各地域に歴史・文化の情報発信を促している。市は今回のような取り組みを通じ、案内の充実や新たなルートの提案につなげたい考えだ。

     ツアーは8日に行われた。東区や西区で観光ガイドを務めるボランティアら約20人が参加し、博多湾を船で巡るなどした。

     最初に訪れた市博物館(早良区)では、同館の収蔵品などを見学。有馬学館長(72)は、博多湾が中央に描かれた「博多観光鳥瞰ちょうかん図」(1936年頃)の写しを示しながら、「工業化による発展を目指していた当時の福岡市で、博多湾を中心とした観光を意識する新たな方向性が表れている」と、図面について解説した。

     海上では、クルーズ船の岸壁や、石油基地があるふ頭の施設などを確認。下船後、鴻臚館こうろかん跡展示館(中央区)も訪ね、平安時代の外交の歴史を学んだ。

     参加した「西区歴史よかとこ案内人連絡協議会」の原義弘会長(72)は「博物館では、自分たちの地区に関する資料も見ることができ、参考になった。今後の案内にも生かしたい」と、ツアーを振り返った。

     市文化振興課の倉田作・文化振興係長(41)は「20年をチャンスとして、市内外に文化・歴史を発信する取り組みを進めていきたい」と話していた。

    2018年03月11日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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