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    東沢瀉漫画で紹介、藩士で陽明学者…岩国徴古館が販売

    • 東沢瀉の生涯を紹介した漫画
      東沢瀉の生涯を紹介した漫画

     明治維新150年に合わせ、岩国徴古館(山口県岩国市)は、幕末の岩国藩士で陽明学者のひがし沢瀉たくしゃ(1832~91年)の生涯を紹介する漫画「勤王の志士、実践の教育者 東沢瀉伝」(200円、税込み)を出版した。同館で販売している。

     沢瀉は、少年時代から秀才として知られ、現在の広島などで陽明学を学んだ。岩国の軍制改革を唱え、第2次長州征討後に「必死組」を結成。一部隊士が起こした騒動の責任を取り、岩国沖の柱島へ流刑となったが、明治には岩国に私塾を開き、教育に打ち込んだ。

     漫画では、勉学の意義に悩む沢瀉が、実践を重視する陽明学を知る過程や、地元で人材育成に徹した姿を描いている。史料の写真と解説を付け、年譜やゆかりの地を紹介する地図も掲載している。

     監修した同館の松岡智訓とものり副館長は「日本の近代化を支える人材を多く育てた郷土の先人について知ってほしい」と話している。

     A4判カラー刷りの29ページ。問い合わせは同館(0827・41・0452)へ。

    2018年11月07日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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