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    3万人収容津波避難施設、デッキ4基と盛土高台…総合運動公園に宮崎県計画

     宮崎県は大規模地震による津波対策として、宮崎市のKIRISHIMAヤマザクラ県総合運動公園内の5か所に避難施設を新たに整備する計画を明らかにした。県管理の公園で津波避難施設を整備するのは初めてで、3万人以上を収容する計画。早期の事業化を目指している。

     発表によると、同公園は南海トラフ巨大地震に伴う津波が最短25分で到達し、最大で10メートル浸水すると想定されている。浸水想定より高いスペースがあるKIRISHIMAサンマリンスタジアム宮崎、KIRISHIMAハイビスカス陸上競技場、県青島青少年自然の家の3施設に誘導することにしているが、大規模イベントの開催時には避難スペースが不足する恐れもあるという。

     計画では、ハイビスカス陸上競技場近くの保安林(浸水想定7メートル)に盛土もりどをして、高さ9メートル、広さ1万2600平方メートルの高台を造成し、2万5100人を収容できるようにする。

     6メートルの浸水が想定されているエリアにも、高さ8メートルの鉄筋コンクリート製の避難デッキを計4基設置する。サンマリンスタジアムの周囲にはデッキを2基整備し、計2900人を収容。テニスコートや運動広場の隣接地にもそれぞれ1基ずつ設けて、計3300人の避難者を受け入れられるようにする。

     事業費は概算で42億~62億円で、総計3万1300人の避難者が収容できるようになる見込み。県美しい宮崎づくり推進室は「今後は設計に入り、地元住民への説明などを行った上で、早期の事業化を図りたい」としている。

    2018年10月10日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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