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    道仁会と浪川睦会 特定抗争指定解除へ

     福岡、佐賀、長崎、熊本の4県公安委員会は12日、特定抗争指定暴力団に指定していた道仁会(福岡県久留米市)と浪川睦会(旧九州誠道会、同県大牟田市)について、26日までとなっている指定期間をその後は延長しないと発表した。2012年12月の指定後、両団体の間で抗争事件は発生しておらず、「再発の可能性は低い」と判断した。一方で、指定解除後は組事務所の利用などが再びできるようになるため、市民からは不安の声が上がっている。

     抗争は06年5月、道仁会会長の人選を巡る対立から勃発した。道仁会を離脱した組員らが九州誠道会を設立し、抗争が激化。計47事件が発生し、一般人を含む14人が死亡した。

     このため、福岡など4県公安委は12年12月、改正暴力団対策法に基づき、全国で初めて両団体を特定抗争指定暴力団に指定。今年3月まで、「抗争が終わったという確認が取れない」などとして、5回にわたって指定期間(3か月)を延長していた。

     これに対し、両団体は昨年6月、「九州誠道会の解散」と「抗争終結」を福岡県警に表明。九州誠道会の構成員は同10月、新団体として浪川睦会を発足させたが、今年5月には道仁会と浪川睦会のトップがそろって同県警本部を訪れ、抗争を起こさないとする誓約書を提出した。

    2014年06月13日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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