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    長崎非核の願い平和宣言、政府の主導求める…原爆73年

    • 平和祈念式典で合唱する純心女子高の生徒たち(9日午前、長崎市の平和公園で)=中嶋基樹撮影
      平和祈念式典で合唱する純心女子高の生徒たち(9日午前、長崎市の平和公園で)=中嶋基樹撮影

     被爆73年の「長崎原爆の日」を迎えた9日、長崎市の平和公園で長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典が行われ、国連トップとして初めてグテレス事務総長が参列した。田上富久市長は「長崎平和宣言」で、核保有国や「核の傘」の下にいる国々に対して核兵器に頼らない安全保障政策への転換を要望。安倍首相は式典後の記者会見で、核兵器禁止条約とは異なる枠組みで核軍縮に貢献していく方針を示した。

     式典には被爆者や遺族ら約5200人が参列。米露英仏など核保有国8か国を含む71か国の代表も出席し、原爆投下時刻の午前11時2分、「長崎の鐘」に合わせて黙とうをささげた。

     田上市長は平和宣言で、昨年7月に国連で採択された核兵器禁止条約や核兵器廃絶国際キャンペーン(アイCANキャン)のノーベル平和賞受賞に触れ、「地球上の多くの人々が、核兵器のない世界を求め続けているあかし」として同条約の早期発効を求めた。日本政府に対しては、条約への賛同と世界を非核化に導く道義的責任を果たすことを要請した。

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    2018年08月10日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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