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    辺野古承認撤回へ聴聞、沖縄県1回で終了…国は移設計画を堅持

    • 沖縄県が、沖縄防衛局(テーブル右側)に対し行った「聴聞」(9日、沖縄県庁で)=大原一郎撮影
      沖縄県が、沖縄防衛局(テーブル右側)に対し行った「聴聞」(9日、沖縄県庁で)=大原一郎撮影

     沖縄県宜野湾市の米軍普天間飛行場を名護市辺野古に移設する計画を巡り、同県は9日、海の埋め立て承認を撤回する県の方針について、防衛省沖縄防衛局から意見を聞く「聴聞」を行った。防衛局は意見陳述の準備期間が足りなかったとし、聴聞継続を求めた。県は打ち切る考えを伝えた。

     聴聞の実施は行政手続法に基づくもので、冒頭撮影を除き非公開で約2時間半行われた。出席した中嶋浩一郎・沖縄防衛局長は終了後、記者団に「撤回処分の原因となる内容には具体性、明確性に欠ける点が多く含まれている」と語り、埋め立て承認の撤回には問題が多いと指摘した。

     県は聴聞の通知書で、撤回の根拠として▽希少なサンゴを移植しないまま着工するなど、環境保全措置に不十分な点がある▽埋め立て海域に軟弱な地盤がある可能性が指摘されているのに、(政府が)県との協議に応じない――などと主張している。県は近く、撤回に踏み切るかどうか最終判断する。政府は17日にも辺野古の埋め立て区域に土砂を投入する構えで、県は土砂投入前の承認撤回を検討している。

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    2018年08月10日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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