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    熱中症搬送家の中45%、7割は高齢者…東京消防庁分析

     東京都内で先月16日~今月5日の3週間に熱中症で救急搬送された4429人のうち、約45%(1969人)が住宅で倒れていたことが東京消防庁のまとめでわかった。約7割(1350人)は65歳以上の高齢者で、エアコンの不使用や水分補給が不十分なケースが多かった。

     発表によると、記録的な猛暑の今年は、熱中症の搬送者が6014人(8月5日現在)に上り、昨年(計3454人)を大幅に上回っている。同庁は約74%が集中した3週間に限って緊急の分析を行った。

     介護施設などを含む住宅で倒れた人の割合は、昨年1年間より約8ポイント増えた。約7割を占めた高齢者の搬送は夕方から夜間も多く、同庁は「日中に体調不良に陥りながら、病院に行くのが遅れたケースが目立つ」と指摘している。

     10日に記者会見した東京消防庁の森住敏光・救急部長は「熱中症には至らなくても、暑さで持病を悪化させる人が急増している。エアコンを積極的に使ってほしい」と話した。

    ◆九州・山口では3499人、4月末から今月5日

     熱中症の救急搬送は全国的に増えており、総務省消防庁によると、九州・山口・沖縄で4月末から今月5日までに搬送された人数(速報値)は計8843人で、前年同期比で1477人増えた。このうち住居から搬送されたのは約4割に当たる3499人だった。

     県別の搬送人数は、福岡県2636人(640人増)、熊本県1246人(241人増)、山口県735人(253人増)、大分県713人(115人増)、佐賀県579人(126人増)などとなっている。

    2018年08月10日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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