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    <福岡・水巻町>町公式キャラ「みずまろ」人気、町出身松岡さん考案…公用の封筒や名刺・イベントで活躍

    • 「みずまろ」と作者の松岡さん
      「みずまろ」と作者の松岡さん

     福岡県水巻町出身のデザイナー松岡竜ノ介さん(23)が考案した町の公式キャラクター「みずまろ」が人気を集めている。町の特産品「でかにんにく」をモチーフにした愛らしい顔、手には町の木であるイチョウの扇子――。町の封筒や職員の名刺にも印刷され、着ぐるみはイベントなどに引っ張りだこだ。松岡さんは「これからもふるさとのために貢献したい」としている。

     松岡さんは小さい頃、祖父の豊さん(2014年に死去)と叔母の美智子さん(62)に絵の手ほどきを受けた。この様子を見守ってきた祖母のマツ子さん(84)に褒められてきたことが、心に強く残っていたという。

     遠賀高卒業後は、日本デザイナー学院九州校(福岡市)イラストレーション科で学んだ。福岡市のデザイン会社と北九州市の印刷会社で働き、ポスターや名刺のデザイン、企業のロゴデザイン、卒業アルバム制作などを担当した。

     昨年7~9月に町がマスコットキャラクターのデザインを公募しているのを知り、応募。「親しまれるようにシンプルなデザインを心がけた」という「みずまろ」は、応募作品1079点の中から選ばれ、今年4月に発表された。「水と緑の夢絵巻」との町のキャッチフレーズにちなみ、町花のコスモスをあしらった平安時代の装束にしたほか、町木のイチョウも取り入れた。

     町は、公用封筒やイベントのポスターなどにも活用。様々な表情の40種類をセットにした無料通信アプリLINE(ライン)用のスタンプは120円で販売している。

     発表の時期と重なるように、デザイン事務所を福岡市に開業した松岡さん。「町とみずまろのおかげで最高のスタートが切れた」と話し、今後については「水巻だけでなく、九州各地の商品企画を考え、クリエイティブな思考とデザインの力で盛り上げていきたい」と希望を膨らませている。

     (「こちら移動支局 水巻町」は今回で終わります)

    2018年09月14日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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