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    贈り主の名抱いて出動、消防・救急車恩返しに寄付

    • 消防車を寄贈した石井さん(手前)
      消防車を寄贈した石井さん(手前)

     福岡市内には、寄贈した人の名前がついた消防車や救急車が走り、市民の安全安心に貢献している。同市西区の石井文子ふみこさん(91)が贈った消防車1台、救急車2台にも、本人や亡くなった兄の名がつけられ、石井さんは「市民の命と財産をしっかり守ってほしい」と活躍を見守っている。

     石井さんは「風邪一つひいたことがなかった」ほど健康だったが、昨年、自宅で胸が苦しくなり、市消防局の救急車で病院に運ばれた。「意識を失う前まで、職員が優しく声をかけてくれた。本当にありがたかった」と振り返る。

     心臓の不調で3週間ほど入院したが、回復。この経験から、「何か社会に貢献したい」と考えるうち、20歳代で戦死した兄・金政きんまささんが心に浮かんだ。金政さんは自動車が好きだった。

     「人を助けられる車を贈り、兄と一緒に貢献したい」

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    2018年09月14日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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