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    「水俣病市民会議」会長・日吉フミコさん死去…103歳

     水俣病の患者らを半世紀にわたり支援してきた「水俣病市民会議」会長の日吉フミコ(ひよし・ふみこ)さんが7日、老衰のため死去した。103歳だった。告別式は9日午前11時、熊本県水俣市古城1の676総合仏事会館みなまたで行われる。喪主は次女の夫、広瀬武氏。

     同県菊池市出身。重症の水俣病患者の姿に衝撃を受け、教員を辞めて支援を始めた。1963年から水俣市議を4期務め、当時の厚生相に直訴するなどし、68年の公害病認定に尽力した。

     同年、作家の石牟礼道子さん(今年2月に死去)らと同会議の前身となる初の患者支援団体「水俣病対策市民会議」を結成し、会長に就任。患者が原因企業チッソに損害賠償を求めた第1次訴訟で原告らを支援。勝訴を受け、チッソと患者側との補償協定締結時に、立会人を務めた。

     90歳を超えてからも、被害者が起こした裁判を傍聴し、集会で発言するなど活動を続けた。2015年、長年の功績が認められ、吉川英治文化賞を受賞した。

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    2018年11月08日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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