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    熊本空港へ鉄道延伸、国やJRと協議へ…知事表明

    • 蒲島知事が鉄道の延伸を目指す考えを表明した熊本空港(熊本県益城町で)
      蒲島知事が鉄道の延伸を目指す考えを表明した熊本空港(熊本県益城町で)

     蒲島郁夫・熊本県知事は5日の県議会一般質問で、熊本市中心部から熊本空港(熊本県益城町)へのアクセス(交通手段)向上策について、JR豊肥線三里木さんりぎ駅(同県菊陽町)から空港まで鉄道の延伸を目指す考えを表明した。県などが設立する第3セクターが鉄道施設を整備し、JR九州に運行を委託する方針だ。今後、国や同社との協議を開始し、抜本的なアクセス改善に向けた調整を加速させる。

     県によると、同市中心部と空港間の移動手段は現在、バスやタクシー、自家用車があるが、バスだと約1時間かかる。道路は渋滞もあることから、交通の利便性向上が大きな課題となっていた。

     このため、県は2017年以降、〈1〉鉄道の延伸〈2〉モノレール新設〈3〉熊本市電の延伸――の3案に関して、定時性、速度、大量輸送性、事業性などを検討してきた。

     蒲島知事は5日、検討結果を踏まえ、「鉄道は定時性や速さに優れ、事業費も相対的に低く抑えることができる。採算性が見込める鉄道延伸が最も効果的で、早期に実現できる可能性が高いという結論に至った」と強調した。

     県の構想では、三里木駅から、熊本県民総合運動公園(熊本市東区)近くに新設する駅を経由し、熊本空港に延伸させる案を軸に調整を進める。鉄道を延伸した場合、JR熊本駅(同市西区)から空港までは、約40分になるという。

     総事業費は300億~400億円を見込んでおり、国の補助金などを最大限に活用して、残りを県が負担する考えだ。延伸による増収効果が見込まれるため、完成後にはJR九州にも建設費の負担を求める方針。

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    2018年12月06日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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