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    祭り・催し

    23日から民陶火まつり、黒牟田焼2000点展示・販売…武雄

    • 限定生産のマグカップを手に来場を呼びかける丸田延親さん
      限定生産のマグカップを手に来場を呼びかける丸田延親さん

     約420年の歴史がある陶器「黒牟田焼」の伝統を引き継ぐ佐賀県武雄市武内町の丸田宣政のぶまさ窯で23~25日、「民陶火まつり」が開かれる。当主の丸田延親さん(54)と長男の健之けんしさん(30)が手がけた器など約2000点を展示・販売する。

     黒牟田焼は、豊臣秀吉の朝鮮出兵の際に日本に連行された陶工が窯を開いて始まった。緑釉りょくゆうなどによる素朴な装飾に味わいがある。竹古場山の麓の黒牟田地区には、伝統を守る窯元が軒を連ねていたが、現在は丸田宣政窯だけが残っている。

     火まつりは今年で29回目。開催に合わせて限定品をつくっており、今年は大きめのマグカップ(直径約10センチ、高さ約8センチ)を100個用意した。「大きくて滑らないカップが使いやすい」という客の声に応えたという。麦穂の文様を施したものと鉄釉などを流しかけた装飾の2種類がある。1個3000円(税込み)。

     湯飲みや小皿、日展入選作の芸術作品なども並び、一部を除いて通常の2割引きで販売する。延親さんは「手作りの作品は一つひとつ個性があるので、手にとってほしい」と話している。

     各日とも午前9時~午後5時。25日は雑貨や生花などを販売する12の出店が並ぶ「黒牟田マルシェ」も開かれる。問い合わせは丸田宣政窯(0954・27・2430)へ。

    2018年11月20日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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