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    祭り・催し

    山鹿灯籠踊り新浴衣、山本寛斎さん手がける

    • 新しい浴衣を披露する踊り手と寛斎さん(右端)ら
      新しい浴衣を披露する踊り手と寛斎さん(右端)ら

     熊本県山鹿市の「山鹿灯籠踊り保存会」の踊り手が着る新しい浴衣が完成した。ファッションデザイナーの山本寛斎さんが手がけ、あかね色とナデシコ色のぼかし染めを施している。来年2月1日に同市で行われる明かりのイベント「百華百彩」でお披露目される。

     保存会は1957年に発足し、踊り手30人、音楽などを担当する地方じかた19人が所属。昨年、発足60周年を迎えた記念として、山鹿灯籠まつりでアドバイザーを務める寛斎さんに新しい浴衣のデザインを依頼した。

     新作は、まつりの頃に飛ぶ赤とんぼから、秋の情景を連想させるあかね色を基調とし、ぼかし染めを施すことであかね空の雰囲気をを表現。前身頃と後ろ身頃には、灯籠踊りで歌われる民謡「よへほ節」の歌詞を室町時代の書体で描いた。

     帯と帯締めには市内にある「チブサン古墳」の壁画の文様を入れ、帯留めは地元の山鹿笠をデザインした。

     市役所で19日に行われた発表会では、寛斎さんが「浴衣を着た皆さんの全身から『私、きれいでしょ』というメッセージが聞こえた」と述べた。保存会副会長の松本かなえさん(31)は「すてきでかわいらしい。踊りとともに浴衣も見て、楽しんでほしい」と話した。

     制作費は1着6万2000円。保存会は40着作り、1992年から使う現在の浴衣(ピンク)と併用する。

    2018年11月21日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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