文字サイズ

    天神・博多

    人間国宝・福島さん個展…福岡

    • 「中野月白瓷」の作品について語る福島さん
      「中野月白瓷」の作品について語る福島さん

     福岡県東峰村の伝統工芸・小石原焼の陶芸家で重要無形文化財保持者(人間国宝)の福島善三さん(58)の個展が3日、福岡市・天神の福岡三越で始まった。8日まで。人間国宝認定を記念した大規模な個展で、近作約100点を展示販売している。

     素朴な食器のイメージが強い小石原焼だが、福島さんは小石原の原料を使い、ろくろでの造形にこだわりながら、気品あふれる色彩と端正なデザインを追求してきた。

     その結晶が「中野月白瓷げっぱくじ」と呼ばれる、独自の釉薬ゆうやくを使ったつぼや鉢などの作品群だ。「中野」は福島家ゆかりの小石原の地名にちなみ、青みがかった乳白色は優美な印象を与える。鉄釉や中野あめ釉などを使った作品も豊かな色彩を堪能できる。

     福島さんは「(中野月白瓷は)10年かけて色を研ぎ澄ませてきた。伝統を踏まえつつ、新たな創造に挑み続けたい」と話している。入場無料。午前10時~午後8時(最終日は午後6時まで)。

    2018年10月04日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
    よみうりSPACEラボ