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    美術館・博物館

    戊辰戦争ルーツ、武雄と秋田の縁紹介展…武雄市図書館・歴史資料館

    • 展示されているスペンサー銃(下)
      展示されているスペンサー銃(下)

     明治維新150年を記念し、戊辰ぼしん戦争(1868~69年)をルーツとした佐賀県武雄市と秋田市とのつながりを紹介する企画展が、武雄市図書館・歴史資料館で開かれている。27日まで。

     秋田藩は、明治新政府側に回ったため旧幕府側の東北諸藩から攻められ、落城寸前まで追い込まれた。しかし、援軍の佐賀藩武雄隊などが奮戦し、城下を戦火から救った。

     1986年、佐賀藩士の墓が秋田市で見つかったことをきっかけに、地元では殉難者54人を弔う「葉隠はがくれ墓苑」を整備。墓苑の管理を担い、毎年10月に慰霊祭を行っている日の出町内会(秋田市)の大門金美会長(71)は「佐賀藩が守ってくれたおかげで今の秋田市がある」と感謝する。

     企画展では、出兵に関する史料や兵士が携行した武器など計約70点を公開。武雄領主が明治天皇から東北征討を命じられ、「其方そのほう武術抜群かつ兵隊精練」などと書かれた勅諚ちょくじょうや、戦闘の際に掲げた錦御旗にしきのみはたのレプリカなどが並ぶ。当時最新鋭だったアームストロング砲の照準器や7連発のスペンサー銃も来場者の目を引いている。

     入館無料。20日午後2時から展示解説がある。問い合わせは同館(0954・28・9105)へ。

    2018年05月16日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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