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    鉄道・運輸

    長崎バス独自カードへ、長崎県内8事業者は「ニモカ」に

     長崎県内の鉄道やバスで使える交通系ICカード「長崎スマートカード」について、県は5日、共同運用している10事業者のうち、利用金額で約55%を占める長崎自動車と子会社のさいかい交通が独自のカードに切り替えることを報告した。残りの8事業者は全国の主な鉄道などで使える別のカードを導入予定で、県内での相互利用が限定される。

     県議会総合交通対策特別委員会で説明した。長崎バスを運営する長崎自動車は、2019年度をめどに新カードに切り替える。商業施設やタクシーでも利用でき、ファミリーマートやTSUTAYA(ツタヤ)などで使える「Tポイント」がたまるのが特徴。路線バスでは全国初の取り組みという。

     一方、県交通局、長崎電気軌道、佐世保市交通局など8事業者は、19~20年度に西日本鉄道(福岡市)のICカード「nimoca(ニモカ)」に切り替える。長崎自動車は、ニモカでも長崎バスグループのバスに乗れるシステムにする方針だが、同社のカードでは県営バスなどは利用できない。

     委員からは「利用者が不便になる」と指摘する声が上がり、県側は「すでに準備が進んでおり、今から一本化は難しい」と説明した。

     長崎自動車の担当者は読売新聞の取材に対し、「ニモカに切り替えると、生活に密着したサービスが継続できなくなる恐れがある。独自のカードにすることで新サービスを付加し、地域で情報と資金の好循環をつくりたい」と話した。

    2018年07月06日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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