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    鉄道・運輸

    福岡市地下鉄の利用40億人突破、開業から37年…10月イベント

     福岡市地下鉄の利用者が開業から37年たった今夏に40億人を突破した。市交通局は10月に特別デザインの市地下鉄のICカード「はやかけん」の限定販売や記念イベントの開催などを予定している。また、地域に根ざした地下鉄を目指して副駅名を付ける計画も進んでおり、近く第1弾として七隈ななくま線の薬院大通駅(福岡市中央区)に導入する方針だ。(松下宗之)

     市交通局によると、市地下鉄は1981年7月、室見―天神駅間で開業した。開業初年度は1日当たりの乗車人員が約4・3万人だったが、2005年2月の七隈線開業(橋本―天神南駅間)以降は増加傾向が続き、17年度は10倍以上の約45・4万人にまで増えた。

     10年度以降は人口増や訪日客の増加などを背景に、8年連続で過去最高を更新。利用者の累計でみると、10億人を超えたのは1994年度で、開業から約13年間かかったが、2011年度に30億人を超えてから今年7月末に40億人を突破するまでは約7年間で達成できた。

     現在は22年度の開業に向け、七隈線の天神南―博多駅間では延伸工事が進められており、今後も利用者の増加が見込まれている。

     市交通局では40億人突破を記念して10月7日午前10時から、橋本車両基地(福岡市西区)でイベントを開催する。軌道検測車や高所作業車などの特殊車両が見学できるほか、40億人達成を記念した「特別デザインはやかけん」(預かり金500円を含め1枚2000円)を500枚限定で販売する。

     また、薬院大通駅の副駅名については、近隣の市動植物園にちなんだ名称にする方向だ。市動植物園を含めた副駅名を導入することで、観光客や市民に最寄り駅として認知してもらい、駅と動植物園双方の利用者増につなげたいという。

     市交通局では利用者の反応を見てほかの駅に広げるか検討する。担当者は「親しみやすく、利用者の利便性につながるような地下鉄にしていきたい」と話していた。

    2018年09月14日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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