文字サイズ

    鉄道・運輸

    自動運転バス実証実験、大分で20日から乗車体験も…実用化へ市民の意見募る

    • 公道の車道を走る様子が公開された自動運転バス
      公道の車道を走る様子が公開された自動運転バス

     大分市は20~28日、市中心部で自動運転バスの実証実験をする。県内では初めて公道の車道を使う自動運転バスの実験で、期間中は市民が乗車を体験できる。市は乗車した市民の意見を集め、将来的な実用化を検討する。

     市によると、実験はJR大分駅と今月オープンした「南蛮BVNGO交流館」を結ぶ1・2キロで実施。群馬大などが開発した低速電動小型バス「eCOM―10」(全長約5メートル、幅約2メートル)を使い、駅東側の線路跡地約450メートルと一般道を時速20キロ・メートル未満で走行する。

     バスは全地球測位システム(GPS)の位置情報をもとに、事前に設定したルートを自動で走行。全方位カメラや障害物を検知するセンサーが搭載され、信号や歩行者などを認識する。乗車定員は16人。実験では安全確保のため、運転手が乗車する。

     市は、観光客の移動や高齢化している地域の交通手段の確保に自動運転車両を活用できるかを検証。昨年8月には、大分マリーンパレス水族館「うみたまご」と田ノ浦ビーチ間の歩道約1キロで、別の車両を使った実験をした。今回は、市民から安全性や乗り心地に関する意見を寄せてもらうため、バス型の車両を使った実験をすることにした。

     19日には、バスが車道を走る様子を報道陣に公開。実験と同じコースを自動運転でゆっくりと走った。

     実験は初日のみ午前11時~午後4時、2日目以降は午前10時~午後4時。30分間隔で1日約10往復する予定で、1回あたり運転手と係員を除く14人が乗車できる。大分駅上野の森口広場、南蛮BVNGO交流館の乗降場で申し込みが必要。

     市まちなみ企画課は「最先端技術に触れてもらい、多くの意見を寄せてほしい」としている。問い合わせは同課(平日午前8時半~午後5時15分、097・574・6628)へ。

    2018年10月20日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
    よみうりSPACEラボ