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    福岡ソフトバンクホークス

    タカけがに泣く、東浜・サファテ・内川戦力安定せず…全日程終了

     ソフトバンクの今季レギュラーシーズン全日程が終了した。優勝候補の筆頭に挙げられていたが、相次いだけが人と主力選手の不調もあって西武に連覇を阻まれ、82勝60敗1分けで2位に甘んじた。

     最大の誤算は投手陣。先発陣では、開幕投手を務めた千賀が右肘付近と右前腕部の張りで登録と抹消を繰り返し、昨季リーグ最多勝の東浜は5月下旬から2か月半もチームを離れるなど、規定投球回に達した投手は0。リリーフ陣も昨季の最優秀中継ぎの岩崎、セーブ王のサファテが手術で離脱し、勝利の方程式の見直しを迫られた。

     26歳の石川が先発、中継ぎとフル稼働し、育成出身の新人、大竹が3勝。加治屋が72試合に登板して岩崎の穴を埋め、森が37セーブを挙げる奮闘を見せたものの、安定した戦いを続けることはできなかった。昨季は先制すれば、追いつかれずに勝利したのは63試合。先行逃げ切りの勝ちパターンを作ったが、今季は51試合にとどまり、工藤監督は「けが人が出ると戦力がダウンする。そこを補充しようとすると、ひずみが出てしまう」と振り返った。

     内川、デスパイネ、今宮ら主力が途中離脱した攻撃陣も苦しんだ。チーム本塁打は202本で長打力を誇る西武を6本上回ったものの、得点は100点以上も下回る685点。打線のつながりを欠き、一発に頼った印象だ。

     工藤監督はシーズン前半、「けが人が戻ってくるまで(首位・西武との差を)離されないように」と繰り返した。東浜らが戻り、ミランダ、グラシアルなどの新戦力が加わると息を吹き返したが、前半戦のつまずきが最後まで尾を引いた。

     ただ、好材料もあった。柳田が自身最多の102打点、36本塁打をマークし、2度目の首位打者も濃厚。中村晃は勝負強い打撃で勝利に貢献し、初の2桁本塁打を放った。千賀や東浜ら先発陣にも不安材料はなくなった。リーグ連覇は逃したが、2年連続の日本一の可能性は残す。13日からのCSファーストステージを前に工藤監督は、「自分たちのことをもう一度見直し、絶対相手に負けないぐらいの思いを持って戦いたい」と意気込んだ。

    2018年10月10日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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