[医のねだん]高額な薬 次々と登場…1回1500万円の再生医療製品も

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 高額な薬が次々に登場しています。2月26日付で保険の薬価が決まった「ステミラック注」という製品は、1回分の値段が約1500万円。脊髄損傷を治療するための再生医療製品として、医療機器・医薬品企業のニプロと札幌医大が共同で開発しました。

 患者自身の骨髄液から採取した幹細胞を、体外で培養した後、点滴します。脊髄損傷後約2週間以内の患者が治療の対象です。開始は4月以降で、当初は札幌医大病院のみで行われる予定になっています。

 ステミラック注のような再生医療製品は特別ですが、通常の医薬品でも単価が数十万円するものは珍しくありません。表は、昨年後半から今年にかけて保険適用された高額な薬の例です。

 実際の治療にかかる費用は、使う量や治療回数によっても異なります。保険診療での患者負担は、高額療養費の限度内です。

 高額な薬が増えた背景には、生物学的製剤と呼ばれる高度な製造技術が開発されたことや、近年では、がんの免疫治療薬や再生医療製品が生まれたことがあります。

 生物学的製剤の先駆けと言える「リツキサン」が国内で承認されたのは2001年です。悪性リンパ腫などの治療薬で、発売時の薬価は約27万円(500ミリ・グラム製品)でした。年月を経て現在は約16万円まで下がり、さらに安い後発品も昨年発売されています。

 がんの免疫治療薬は、「オプジーボ」を1年間使い続けた場合の費用が、当初約3500万円に上るとして論議を呼びました。このため、当初約73万円(100ミリ・グラム製品)だった薬価は、現在は約17万円へと大幅に引き下げられました。

 再生医療製品では、白血病などに対する新しい免疫療法である「キムリア」が近く承認される見通しです。米国では5000万円を超える価格がついたことから、日本での値段が注目されています。

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