「働きたい」シニアと「扱いにくい」と拒否の企業、思い込み超えられる「からだ測定」

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リクルートジョブズ・ジョブズリサーチセンター長 宇佐川邦子氏 50

 65歳以上の就業者は892万人(2019年)と、10年前の約1.6倍に増えた。しかし、年齢でひとくくりにする社会認識や、企業の消極的な採用姿勢で、仕事探しを諦める人も多いという。企業、シニア双方の「思い込み」や「見えない不安」をなくせば、もっと活躍の場が増えるはず――。そんな思いから、自分自身の「働く力」を知ることができる「からだ測定」を開発した宇佐川邦子さんに、シニア就業のこれからを聞いた。(社会保障部次長 滝沢康弘)

    からだ測定
  •  
  •  筋力や敏しょう性・バランス感覚、手先の器用さで体力を、計算、記憶力、読解力などで処理力をみる。
  •  希望する自治体などと組んで測定会を開き、地元企業との就職マッチングも行う。2017年末に始め、これまでに約5000人が受けた。

企業の7割はシニア雇用に「非積極的」

うさがわ・くにこ 1992年、リクルートグループ入社。一貫して求人領域を担当し、2014年4月にリクルートジョブズの調査研究機関のトップに就任。内閣府「規制改革推進会議」専門委員や、東京商工会議所「多様な人材活躍委員会」委員なども務めている
うさがわ・くにこ 1992年、リクルートグループ入社。一貫して求人領域を担当し、2014年4月にリクルートジョブズの調査研究機関のトップに就任。内閣府「規制改革推進会議」専門委員や、東京商工会議所「多様な人材活躍委員会」委員なども務めている

 2年前の私たちの調査で、企業の人事・採用担当者の7割がシニアの雇用に「非積極的」と回答しています。「職場で扱いにくい」という意識や、「若い人の下で働かせるのは申し訳ない」という遠慮もあって若者に偏るのが、日本の雇用の残念な点です。年をとると生産性は落ちそうだ、新しいことを覚えるのは苦手だろう、若い社員とうまくやれないかも……。そうした思い込みが企業の側にある。でも、それらは本来、人によって違うはずです。それで、「人それぞれ」を目に見えるようにする仕組みを考え始めました。

シニアも自ら可能性にブレーキ…「意外にいける」ことを教える

 すぐに、シニアにも思い込みがあることに気づきました。「いい年だから」と自分の可能性に制約をかけ、未経験だと「できない仕事」と決めてしまう。同じ調査で、5年以内に仕事を探した60歳以上の3人に1人が諦めている。「からだ測定」を作ったのは、自分の壁を破ってもらうためです。

リクルートジョブズ提供
リクルートジョブズ提供

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1336757 0 ライフ 2020/07/12 09:00:00 2020/07/12 09:00:00 2020/07/12 09:00:00 「あすへの考」用、リクルートジョブズ、ジョブズリサーチセンター長、宇佐川邦子氏(11日、東京都中央区で)=鈴木竜三撮影 https://www.yomiuri.co.jp/media/2020/07/20200706-OYT1I50055-T.jpg?type=thumbnail

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