コロナ禍の中のショー開催、老舗の存在感…2021年春夏パリコレクション

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 2021年春夏パリコレクションが9月28日~10月6日に開かれ、約80ブランドが参加した。新型コロナウイルスの影響で、オンライン発表が目立つ中、老舗ブランドが顧客を招いたショーで存在感を示した。

クロエ 街中からショー会場へ向かうモデルたち
クロエ 街中からショー会場へ向かうモデルたち

 仏文化相がパリコレの公式サイトで、「パリの街が再びファッションで活気づくのは喜ばしい。一部でもランウェーショーが行われ、ファッションの力を再認識できる」とスピーチする動画を配信し、国全体で盛り上げる姿勢を示した。一方で、会期中に新型コロナの感染が再拡大。ショーを行ったブランドは、入場者を減らし、マスク着用を徹底するなどの対策に努めた。

ルイ・ヴィトン
ルイ・ヴィトン
ディオール
ディオール
エルメス
エルメス

 ルイ・ヴィトンは、入場者こそ通常の5分の1に制限したが、パリ市内の改装した百貨店の最上階で、大がかりなショーを開いた。「男性的でも女性的でもない、中間領域の服のデザインやカッティングを模索した」と、デザイナー。ダボダボのパンツにカラフルなセーターを合わせた装いや、多様な素材をパッチワークしたTシャツ風のドレスなどを披露した。

 クロエは、パリの街を舞台にユニークなショーを行った。優しい色合いのワンピースなどの新作に身を包んだモデルが、セーヌ河岸などの市内各所から、会場のパレ・ド・トーキョーに歩いて向かうという演出。モデルの姿は、会場に設置されたスクリーンに映し出され、オンラインでも生中継された。

 荘厳な大聖堂を思わせる会場で、ペイズリー柄の羽織風のジャケットなどを発表したのは、ディオール。60年以上前に日本をイメージしてデザインされたコレクションを再解釈した。エルメスは、会場のテニスクラブに鏡の柱を立てるなどして、美しく、機能的なスタイルを映し出した。

シャネル
シャネル
ケンゾー
ケンゾー

 シャネルは、会場の歴史的建造物、グラン・パレに、ブランド名をかたどった大きな立て看板を設置。ネオンカラーでブランドロゴをあしらったドレスなどを披露した。デザイナーは華やかな女優に想を得て、「喜びにあふれ、カラフルで、活気に満ちたコレクションを追求した」という。

 ケンゾーは9月30日、にじんだ花をモチーフにしたドレスなどを提案した。その4日後に、ブランド創設者の高田賢三さんが死去。華やかな色柄と独創的なデザインで長くパリコレを盛り上げ、フランスで愛されただけに、悲報は大きく報道され、関係者から悼む声が相次いだ。(写真はすべてブランド提供)

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1560503 0 ライフ 2020/10/22 15:05:00 2020/10/22 15:05:00 2020/10/22 15:05:00 街角をモデルが歩いたクロエ(ブランド提供)=提供写真撮影 https://www.yomiuri.co.jp/media/2020/10/20201016-OYT8I50023-T.jpg?type=thumbnail

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