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[言の葉巡り]名前の読みは難しい…編集委員 伊藤剛寛

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 氏名の漢字は知っている。ただ、「名」をどう読むのか、今ひとつあやふや。長く働いている同僚でもそんなことがある。記事にも読めないものを時折見る。名前は難しい。

 国は、戸籍の氏名に読み仮名を記載する検討を始めている。2024年にマイナンバーカードが海外で利用可能となるため、氏名をローマ字で表す公的な根拠とする。読み仮名があれば、行政の情報処理も効率化できる。

 今の戸籍では読み方は分からない。規定がなく、「太郎」を「はなこ」と読ませてもいい。これまで何度か法制化が検討されたものの、「漢字にそぐわないふりがなの処理といった多くの問題が派生する」などとされ、見送られてきた。全ての読みを明らかにし、お墨付きを与える試み。一筋縄ではいかないだろう。

 名前はかつて、外部に隠すものでもあった。

 アニメ映画「ポカホンタス」には、実在のアメリカ先住民女性とイギリス人男性が登場する。2人が心を通わせ、名乗るシーンが印象的だ。もっとも女性が伝えた「ポカホンタス」は、あだ名。本名ではない。

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