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「Good Job! センター香芝」は、障害のある人とともに、アート・デザイン・ビジネスの分野をこえ、社会に新しい仕事をつくり出すことを目指している。個人、企業、地域の垣根を越え、だれもが能力を発揮できる社会の実現に向けて、提案・実践している。デザイナーやクリエイター、企業や行政、地域のつくり手をつなぎ、障害のある人とともにものづくりの仕組み、商品のコンセプトから考えている。(紹介文は同センターが執筆)
「鹿コロコロ」2015年~

中川政七商店の創業300年という節目の年に「今から100年後に残る郷土玩具」をめざして誕生した「鹿コロコロ」。中川政七商店から依頼を受け、Good Job! センター香芝で制作。奈良県内では、今は張り子の木型をつくる職人も、張り子を貼る職人もいないため、木型の代わりに3Dプリンターで出力した樹脂の型を使用し、張り子の作業を障害のある人が担うことで実現。中川政七商店との出会いは、ちょうどGood Job! センター香芝のオープンを翌年に控え、障害のある人の仕事を模索していた時で、デジタル工作機を取り入れた新しいものづくりにチャレンジしていたときだった。できあがった商品は、中川政七商店の全国にある「日本市」とGood Job! センター香芝にて販売。その後、オリジナルバージョンの5色の鹿コロコロも誕生。
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「グッドドッグミニはりこ」2016年~

Good Job! センター香芝を運営するたんぽぽの家のアーティストである中村真由美さんのクマの張り子の作品をもとに3Dスキャンし、ホットドッグと犬をかけあわせたイメージで、Good Job! センター香芝オープン記念に制作したオリジナル商品。張り子は郷土玩具によく用いられる手仕事の手法だが、このグッドドッグはデジタル技術も活用して制作。手のひらサイズのかわいいドッグは、特製のボックスと包装紙もあり、贈り物としても人気がある。かたちはそのままに、パンダやネズミ、ネコ、だるまなど絵付けによってさまざまなグッドドッグのバージョンが生まれている。
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「LIVE WORKS」2016年~

LIVE WORKSの商品は、Good Job! センター香芝とBOB ho-hoの協働による、シルクスクリーンワークショップから生まれた。Good Job! センター香芝のメンバーとスタッフが、小さなシルクスクリーンの版とインクの色を選び、机の上に並べられたTシャツや靴下、布などの上に自由にプリントをし、それら全てを商品として販売しています。プリントのズレや擦れもLIVEから生まれたこれらの作品の特徴のひとつとなっている。
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「お蚕さんプロジェクト」2018年~

Good Job! センター香芝では、障害のある人とともにお蚕さんを育て、お蚕さんや桑について学び、養蚕や絹などの文化や歴史、絹糸を使ったものづくりに触れる「お蚕さんプロジェクト」に取り組んでいる。育てたのは、純日本産の「小石丸」という品種。
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「相撲モビール」2018年~

Good Job! センター香芝がある奈良県香芝市には相撲発祥の地の一つといわれている「
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黒野大基 「サーカスのぞうさん」2020年

幼いころからゾウさんの絵を描き続けている。自宅では、自分の絵をトレーシングペーパーで複写し、何度も繰り返し描くなど、独自に構築した複雑なシステムに従ってストイックに制作し続けているが、完成品は自身で保管しているため、ほとんど見ることができない。Good Job! センター香芝のアトリエでは、自宅で描いているゾウさんと自分で検索した好きな画像や本を参考に、独自の作品に仕上げていく。ゾウさんが好きなのかどうかは定かではないが、どの絵を描く時よりも感情が豊かになり、線や色が納得いくまで、何度も描き直しをして完成に近づけていく。
安田真隆 「けむり」 2017年

作品のテーマになるのは幼い頃から興味のある標識や国旗、いつも持ち歩いている絵本、お気に入りのテレビ番組からインスパイアされたものたち。おしゃべりしながら筆をはこび、時にはおしゃべりと共にたくさんの文字が書かれることも。そのときどきの感情が形になってあらわれる。彼の中で描くもののイメージは決まっていて、そこに向けて迷いなく一気に筆やペンを走らせていく。

Good Job! センター香芝
開館時間:10:00~17:00 (カフェ・ストアは11:00~)
休館日:日曜日・祝日
〒639-0231 奈良県香芝市下田西2-8-1
Tel:0745-44-8229
Fax:0745-44-8230
Mail:goodjob@popo.or.jp
ウェブサイト:
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