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    シビック 国内再投入…ホンダ、2018年までに

    セダン人気 復調で

    • 記者会見するホンダの八郷隆弘社長(24日、東京都港区の本社で)
      記者会見するホンダの八郷隆弘社長(24日、東京都港区の本社で)

     ホンダは24日、国内で2018年までにセダン型の「シビック」の発売を再開すると発表した。国内向けは販売の低迷で10年に生産を打ち切ったが、抜群の知名度を生かして国内市場の販売テコ入れを図る。

     八郷隆弘社長は都内の本社で開いた記者会見で、シビックの国内再投入を決めた理由について、「北米で高く評価されている」と説明した。15年秋に全面改良したセダン型のシビックは、北米のカー・オブ・ザ・イヤーを受賞した。室内空間が広く、内装で高級感を出したほか、スポーティーな走りにもこだわった。15年は米国でのホンダの新車販売の2割をシビックが占めた。

     シビックはかつて日本でも人気を呼んだが、小型車やスポーツ用多目的車(SUV)に押され、セダンが若者の支持を得られなくなったことから、派生車を除き10年に販売中止を決めた経緯がある。

     しかし、ここ数年は独BMWやアウディなど、海外勢の日本でのセダンの売り上げは堅調で、ホンダは「スポーティーなセダンを望む顧客は期待できる」(八郷社長)と判断した。

     ホンダは中高年層を中心に高い知名度を持つシビックの国内販売再開により、低迷する日本市場を立て直したい考えだ。13年に発売した小型車「フィット」などのハイブリッドシステムの不具合で、リコール(回収・無償修理)が相次ぎ、他の大手に比べて新車販売の落ち込みが目立っている。14年末に発売したセダン「グレイス」も、月3000台という発売当初の目標を下回る状況が続いている。

    米販売は好調

     初代シビックの発売は1972年。ホンダの乗用車では最も長い販売歴を持つ。英語で「市民の」を意味する車名には、「市民のための車になってほしい」との願いが込められている。

     低燃費と手頃な価格を売りに、主力ブランドの一つに成長。1990年代にはスポーティーなハッチバックが人気を集めた。ハイブリッド車も投入したが、国内の販売が低迷し、2010年に国内向けの生産をやめた。

     一方、セダンを中心にした米国での販売は好調だ。ホンダのセダンでは、米国ではアコードに次ぎ2番目に売れている。昨年11月には燃費性能を向上させた10代目シビックを米国で発売した。

     セダンのほか、ハッチバックやクーペ、スポーツタイプもある。(井戸田崇志、小沢理貴)

    2016年02月25日 12時39分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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