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    『大江健三郎賞8年の軌跡 「文学の言葉」を恢復させる』刊行

     2007年から14年まで計8回行われた「大江健三郎賞」の選評と対談を掲載した『大江健三郎賞8年の軌跡 「文学の言葉」を恢復かいふくさせる』が、講談社から刊行された。

     <いま情報テクノロジーの支配する社会で、もっともせているのが、「文学の言葉」です>。このような大江さんの問題意識から賞は始まった。第1回の長嶋有さんをはじめ、中村文則、星野智幸、本谷有希子さんなど伸び盛りの作家に賞が贈られてきた。

     大江さんは、綿矢りささんに創作活動の情熱の源を問われ、<自分としてこの言葉を使いたいという強い気持ちです>と答えている。作家同士の信頼に基づく、深いやりとりが興味深い。1800円。

    2018年06月19日 05時20分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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