評・加藤 徹(中国文化学者・明治大教授)
『だけど だいじょうぶ』 農中茂徳著
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「障害」児教育の現場と環境を、小説的な筆致で生き生きと語る。心にずしりと残る本。著者は「障害」と表記する。障害は本人より周りの人々の問題と考えるからだ。
著者は長年、福岡県の
学童保育で「障害」児が健常児にまじり、野球をした。小2くらいの子がアイスバーを食べながら「あの人チテキショウガイなんやろう?」と著者にきいた。不意打ちだった。著者は考えた末、大胆な回答をする。答えは、本書を読んでのお楽しみである。
著者は言う。「だけど、だいじょうぶ。人生は今だけじゃないから」。大人と子供が教わりあい育みあう。未来への希望はそこから生まれる。
石風社、1800円
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